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吹田草牧との出逢い

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 昨秋の京都国立近代美術館の常設で出逢った吹田草牧。国画創作協会の第2世代にあたり、洋画家から日本画に転向した人で、フランスへ麦僊や波光・挽花らと相前後して留学した。セザンヌやゴッホなども通り抜けた先の日本画を描こうとしていたようだ。醍醐寺の庭やイタリアの漁港を描いた作品が近代美術館所蔵で有名だが、春日山の秋を描いたこの作品も、カラフルで現代的な造形感覚で印象に残った。
 まだまだ素敵な作家がいる、奥深き日本画の世界。気になりだすと、古美術商のサイトやヤフオクでも目に付くようになるものだが、有名でないためか、かなり良い作品でも比較的手ごろな価格で手に入ることが分かった。2017年2月8日現在、残り3日になっているが、ヤフオクで素敵な海景が、yukiartから出品されている。先日、自分も大好きなこだわりの古書店えびな書店でも、似たような海景が6万5千円で売られていたが、どのくらいになるのだろうか?

http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h252768234

この出品者のヤフオクは、自分でもよく見ており櫻谷の「風雪」という軸を以前落札したが、いつもそんなに高騰しない、それでもセンスの良い作品を継続的に出してくれている。
by rakuentanbou | 2017-02-08 09:23 | 美術館・博物館